「結婚を考えているけれど、私の彼氏、転勤族なんだよね…
結婚してから、本当にやっていけるのかな?」
そんなふうに悩んでいる女性は、きっと少なくないはず。
実は私も、転勤族の彼との結婚を決めるまでに、何度も悩みました。
それでも今、「結婚してよかった」と思えるのは、 不安を抱えながらも一歩踏み出してみたから。
この記事では、転勤妻としてのリアルなメリット・デメリットを、 私自身の経験をもとにお伝えします。

転勤妻って、大変そう。寂しそう…
そんなイメージを持っている方に、「意外と悪くないかも?」と思ってもらえたら嬉しいです。
迷っているあなたのヒントになりますように。
転勤族と結婚するか迷っていた私の本音

いきなりですが、私は現在の夫にプロポーズされてから入籍するまでに、2年ほどかかっています。
何度も先延ばしにしていたことについて、義実家に対してはコロナを理由にしていましたが、本音は別。
「転勤族の妻になるのが怖い・不安」
これが本音でした。
彼のことは好きだけど、「転勤族」というところがネックで…
「転勤族の妻になる覚悟」をなかなか持てなかったんです。
プロポーズされてからずっと、こんな気持ちが頭で渦巻いてました。
- 地元を離れるのが嫌
- 実家を出たことがない人間なのに、いきなり転勤族として生きていける?
- 周りに頼れる人がいなくなるのが不安
- もし子どもができた場合、親のサポートなしで育てられる?
- 将来的に、親の介護は?
考えすぎて、思考がぐちゃぐちゃに。
「地元で、転勤族じゃない男性を探すしかないのか…?」
「でも、彼以上に自分と合う人にこれから出会えるの?」
何度も何度も考えました。
もしかしたら、今これを読んでいるあなたも同じ状況かもしれませんね。
最終的に、私は「転勤族の妻になる選択」をしました。
この決断は、今のところ、間違っていなかったと感じています。

過去の私と同じように、今も悩んでいる女性がいるんじゃないかなぁ…と思いながら書いてます
転勤妻のデメリット
まずは、転勤妻の主なデメリットを3つご紹介します。
正直、ツライです…^^;
地元から遠くなる可能性が高い

転勤は、どこに行くかわかりません。
そのため、慣れ親しんだ場所から遠くなる可能性が高いです。
帰省もしょっちゅうできるわけではないので、寂しい気持ちになるでしょう。
地元の仲のいい友達に会えないのも寂しいですね…
筆者の場合、結婚するまでずっと実家に住んでいたので、特にその思いが強かったです。
近くに知り合いがいなくて寂しい
転勤先には知り合いがいない場合がほとんど。
もちろん、地元に住む家族や友達には、すぐには会えません。
知り合いがいないって、すごく不安だし、寂しいし、心細いですよね。
私も転勤妻になって最初の2年くらいは、周りに知り合いのいない生活を送っていました。
就活・退職を繰り返さないといけない

引っ越すたびに、仕事を辞めなければいけない場合が多いです。
新しい街で新しい仕事に就いて、転勤のたびに辞める必要があります。
夫の転勤についていくのなら、正社員としての雇用を続けるのはなかなか難しいと考えたほうがよいと思います。
地元の友達が正社員でバリバリ働いている一方、私にはそのような働き方ができないという現実に、なんとも言えない気分になりました。
ですが今は、むしろ働き方の選択肢が広がってよかったと前向きにとらえています。
転勤妻のメリット
次に、私が実際に転勤妻になって意外とよかった点を3つご紹介します。
メリットを知れば、「転勤妻になることも悪くない」と思えるかもしれませんよ!
知らない土地を楽しめる

転勤して最初の頃は知らない土地に戸惑いますが、時間が経てば次第に慣れていくもの。
天気のよい日に近所をお散歩してみると、「ここにはこんなものがあるんだ!」というような発見もあります。
その土地ならではの特産品やグルメをチェックするのも、新鮮でいいですね。

私は金沢でおいしい食べ物にたくさん出会って、5キロ太りました笑
その土地の観光スポットに足を運ぶのも楽しいですよ。
新天地での生活を、冒険みたいな気持ちで楽しめるのが転勤の良いところです!
旅行気分で住める・近県に旅行しやすい
これが個人的に一番のメリット。
転勤で2年間金沢にいましたが、その間に5府県に旅行しました。
東北に住んでいた頃は遠くてなかなか行く機会のなかった観光地に、少ない負担で行けたのはよかったなぁと思います。
夫との素敵な思い出がたくさん増えた転勤先での生活。
基本インドア人間ですが、すっかり旅行大好き人間になりました。笑
パートナーとの絆が深まる

転勤すると知らない土地に住むわけですが、それは夫も同じ。
きっとパートナーも不安なはずです。
つまり、転勤して最初の頃は、気心知れた相手は近くにお互いしかいないのです。
他愛のないおしゃべりをする相手も、一緒におでかけする相手も、近くにはパートナーだけ。
気のせいかもしれませんが、結婚前よりも夫との絆が深まった気がします。
後悔したことはある?リアルな気持ち
今は元気に転勤妻として生活していますが、最初の頃は「大丈夫」とは言い切れないときもありました。
私が転勤族の妻になってモヤモヤした2つの出来事をご紹介します。
結婚してすぐ「後悔」しかけたこと
正直、結婚して最初の1年くらいは、後悔することもありました。
慣れない北陸での生活に、原因不明の身体の不調が出始めたんです。

慣れない結婚生活と、雪国の変わりやすい天気の影響だったのかも…
体調を崩しても、実家は遠いからなかなか帰れない。
昼間は知らない土地でひとりぼっち。
一人暮らし経験のない人間には軽く地獄です。
「結婚しなければ、体調を崩さず、今まで通り過ごせていたのでは?」と布団の中で何度も泣きました。
でも、時間が経てば少しずつ慣れていくもの。
今は元気に転勤生活を送っています。
転勤先で旅するように楽しむことで、いい具合に気が紛れたんだと思います。
天候についてはどうしようもありませんが、できる対策はしていますよ。
気になる方はコチラの記事もご覧ください!
転勤族の妻になって、ちょっとモヤる瞬間も
私が、昔からの友人たちによく言われること。
「転勤族と結婚?すごいね~、転勤とか私には無理」
結婚前も、結婚後も、よく言われます…
友人たちは純粋にすごいなって思ってくれてるんだろうけど、
私だって別に好きで転勤族になったわけじゃない。
自信があったわけでもなく、軽い気持ちで選んだんじゃない。
…たくさん悩んだんだよ。。。
とちょっぴり胸がチクッとします。

実際に転勤族の彼氏を持った経験がないと、わからないのかも

笑いながら「えー?別にすごくないよ~」と言うしかないやつ
でも、たくさん悩んだ結果が今。
いつか、胸を張って「そう、転勤を何度も乗り越えてるの、すごいでしょ!」って言えるようになりたいなぁ…と思っています。
ハッキリ言って、好き好んで転勤妻になる人って、少数派なんじゃないかなぁと思います。
言い方は悪いけれど、たまたまパートナーが転勤族だったから、「仕方なく」転妻になる人のほうが多いと思う。
「好きな人となら転勤なんて苦じゃない!」と付き合い始めは思っていても、実際に結婚が現実味を帯びてくると「やっぱり不安…」になるのも、普通の反応なんじゃないかな?と筆者は思うのです。

「転勤族の妻になること」に不安を覚えるのは、全然変なことじゃないよ!
うまくやっていくために意識していること
結婚してから、転勤妻として生きていくために意識していることをお伝えします。
つらいことも多い転勤生活ですが、少しの工夫で対策できることもありますよ!
自分のペースで新しい土地に慣れる

「早く新しい生活になれなきゃ!」と焦りがちですが、無理に急がなくても、少しずつで大丈夫。
人によって、新しい土地に慣れるスピードは違います。
すぐ慣れる人もいれば、1年経ってもなかなか慣れない人もいます。
「引っ越して半年も経ったのに、慣れない…」とクヨクヨする必要はありませんよ。

私も1年経って、ようやく慣れてきたよ!
無理にポジティブにならなくていい
無理矢理に、「前向きに過ごさなきゃ!」と力む必要もありません。
生きていればネガティブになるときもあります。人間だもの。笑
転勤生活は変化が多くて大変。
自分の気持ちを大切にする時間が大切です。
両親や地元の友達と頻繁に連絡を取る

今はLINEなどの通話アプリを使って、無料で通話やビデオ通話ができる時代。
なので、日頃から意識的に連絡をとることを心掛けています。

親とは月1、親友とは週1で電話するようにしてる!
無料で時間を気にせずに遠くにいる家族や友人と話せるなんて、本当にありがたい!
ビデオ通話なら、相手の顔を見ることで「元気そうかな?」とお互い確認できますよね。
便利な時代に生まれてよかったです^^
ひとりの時間も楽しめる趣味を持つ
知らない土地での生活では、ひとりでも楽しめる趣味を持つのがおすすめ。
「2年間知り合い0」の状態で生活していた筆者ですが、ひとりで楽しむ方法を知っていたから、なんとかなっていたのかもなぁと思います。

もともと陰キャ&一人っ子だから、ひとり時間も嫌いじゃなかったんだよね
まずは、ひとりでもおうちで楽しめることを試してみるのはいかがでしょう?
- 映画鑑賞
- 読書
- ゲーム
- 裁縫
- ジグソーパズル …など
夢中になっていると、いつの間にか時間が過ぎ、寂しさがまぎれますよ。
ちなみに、読書するなら引っ越し時もかさばらない電子書籍がおすすめ。
Kindle Unlimitedなら転勤妻向けの本が無料で読めます◎
▶転勤妻サポートBOOK
出会いの場へ足を運んでみる

気が向いたらでOKですが、趣味の習い事・講座・サークルなどに参加することで、素敵な出会いがあるかもしれません。
私も、県民向けの講座に参加したことがきっかけで、結婚後初めての友達ができました。
ただし、もし友達ができなくても、落ち込むことはありません。
「絶対に友達を作らなきゃいけない」なんてことはありませんし、何よりあなたには、かけがえのないパートナーがすぐ近くにいます!
近くに友達がいなくても、死ぬわけじゃありませんしね。

私も2年間は孤独だったけど、なんとか生きれてたよ。笑
「働き方」へのこだわりをゆるめ、柔軟な働き方を選ぶ
転勤妻になったら、正社員にこだわらず、パートや派遣社員など広い目で働き方を考えましょう。
そのなかでも、私が転勤妻になってからおこなっているのが、在宅ワーク。
在宅ワークなら、引っ越し後も同じ仕事を続けることができます。
実際に私も、転勤する前と後で同じ案件を継続しておこなっていましたよ。

結婚前から副業として始めておくと、いざ引っ越すとき安心かも!
こちらの記事で、転勤妻におすすめの働き方をご紹介しています。気になる方はぜひ◎
単身赴任という選択肢もある?

どうしても引っ越したくない!

単身赴任してもらうという手もあるよ
転勤族と結婚するからといって、「必ず転勤についていかなければならない」なんて決まりはありません。
転勤が決まったときに、単身赴任を選ぶ家庭もあります。
子どもがいる家庭はもちろん、夫婦ふたりの場合でも、単身赴任を選択することはおかしなことではないんです。
今後のことやキャリアのことなどいろいろ考えて、「どうしても転勤は難しい…」という場合は、彼だけの単身赴任を考えてもいいかもしれません。
この機会に、彼とたくさん話し合いましょう。
ちなみに私は今のところ帯同を選んでいますが、今後どうするかはまだ決めていません。
その時々の状況を加味して、考えていけたらと思っています。
単身赴任について、コチラの記事に詳しく書いています!
“転勤”が不安なあなたに伝えたいこと
どうしてもマイナスなイメージがある「転勤」。
転勤妻になることを、あなたが悩むのは当たり前です。
でも、思っているほど、転勤は悪いことだけではないです。
考え方を変えてみるとラクになりますよ。
「知らない土地に住むの、不安だなぁ…」と考え込むよりも、「知らない土地を楽しもう」と思えば、ワクワクした気持ちになってきませんか?
今の私は、「どうせ転勤から逃れられないのなら、もういっそ楽しんでやる!」という気持ちで日々を過ごしています。
結婚してうまく行くかどうかは、正直「してみないとわからない」です。
でもそれは転勤の有無に関係なく、結婚全般にいえること。
彼と結婚していいかどうかは、悩んでも結論が出るものではありません。
どんな未来もあなたのものです。
悩んでいるより、飛び込んでみませんか?
あなたがよい選択をし、幸せになれることを心から祈っています。
遠距離恋愛中の方はコチラの記事も参考にしてみてくださいね!