金沢に転勤してきて、「金沢の穴場観光スポットないかな?」と思っている転妻さんもいるのではないでしょうか?
そんな方には、「鈴木大拙館」がおすすめ!
穴場スポットなので兼六園やひがし茶屋街ほど混雑せず、ゆったりとした時間を過ごせますよ。
「禅にあまり興味ない…」という人も、来る価値アリの場所もあるので要チェック!
星野源さんも訪れたんだって!
シンガーソングライターの星野源さんが自身のラジオで、鈴木大拙館に行くために金沢へ一人旅をしたとお話しされていました!
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のED曲である「光の跡」の歌詞も、そのときにインスピレーションを受けたそうですよ。
有名人も訪れた注目のスポットです。これから詳しく紹介しますね!
「鈴木大拙」とは
鈴木大拙(すずき だいせつ)は、金沢出身の世界的な仏教哲学者。
20世紀初頭に、日本から世界へと禅を広めました。
150冊近くの多くの著書を残しており、『禅と日本文化』などが代表作です。
「鈴木大拙館」の特徴
鈴木大拙館は、「大拙の功績などの展示を見て終わり」ではありません。
展示から得た心の変化を、それぞれ個人で思索できます。
館内は、以下のような行動ができる造りになっているのが特徴です。
- 展示空間:大拙を「知る」
- 学習空間:大拙の心や思想を「学ぶ」
- 思索空間:自ら「考える」
有名な建築家・谷口吉生さんの設計なんだそう!
心落ち着く「水鏡の庭」
鈴木大拙館で一番目を引くのが、建物の外に造られた「水鏡の庭」。
一面に水が張ってあり、水底の装置によってときどき波紋が発生するような仕掛けになっています。
波紋が広がっていくさまは、この世のものと思えないほど美しく、見ているだけで心が安らいでいきます。
時間を忘れていつまでも眺めていたい風景です。
「正直、禅とかあまり興味ないし、よくわからないよ」という人も、この庭をみるだけでも来る価値はアリ!
(正直私も禅について詳しくはありませんが、この庭を見るために2回来館しました。笑)
思索空間からは「水鏡の庭」を座りながら眺めることができます。
水面を眺めながら、心を落ち着かせ、さまざまなことに思いを巡らせましょう。
「水鏡の庭」は鈴木大拙館に入館せず、「緑の小径」(下記参照)から少し覗き見ることも可能。
この場合、入館料はかかりません。
禅に興味がない人にも、一度は見てほしい癒しスポットです!
所要時間は?
展示の数はそれほど多くないので、展示を見るだけなら30分ほど。
ですが、静かで落ち着く空間なので、時間が許すのであればゆっくりと過ごしてみるとよいと思います。
思索空間から「水鏡の庭」を眺め、考えを巡らす時間を堪能しましょう。
基本情報
住所:石川県金沢市本多町3丁目4番20号
開館時間:午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 :月曜日(月曜が休日の場合はその直後の平日)、12/29~1/3
入館料金:一般 310円
アクセス:城下まち金沢周遊バス「本多町」下車、徒歩4分
駐車場:なし
専用駐車場がないので、バスでの来館がオススメ。
車の場合は、近くのコインパーキングを利用しましょう。
「緑の小径」を歩いて癒されよう
画像提供:金沢市
鈴木大拙館の近くには、「緑の小径」があります。
本多公園や金沢市立中村記念美術館をつないでいる自然豊かな遊歩道。
歩いているだけで、とても清々しい気分になれます。
国立工芸館からココを通って鈴木大拙館に向かったよ!
周辺には美術館などが多く集まっているので、歩いて行き来する際に便利です。
鈴木大拙館で思考を巡らせたあとは、緑で癒されてはいかが?
まとめ
今回は鈴木大拙館をご紹介しました。
兼六園やひがし茶屋街ほど有名ではありませんが、一度来たら何度も見に行きたくなるような不思議な魅力があります。
金沢に転勤してきた方も、これから転勤するかもしれない方も、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
金沢には、ドラマで話題になったご当地商品もあります。
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